きたほなみ(新しい北海道産秋蒔き小麦)の栽培が2008年秋から開始

北海道産の秋蒔き小麦の
新品種「きたほなみ」が、
2008年秋から道内で
栽培開始されています。

秋まき小麦の新品種「きたほなみ」の作付けが開始

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北海道産の秋蒔き小麦の新品種「きたほなみ」が、2008年秋から全道で、本格的な栽培が開始されているとのことです。

この「きたほなみ」は、現在の北海道小麦の主力品種「ホクシン」の後継品種に位置付けられており、北海道やホクレンでは、現在道内の小麦畑10万ha(ヘクタール)で栽培されているホクシンを、今後3年間で全て「きたほなみ」に替える方針だそうです。

(※2008年秋の北海道小麦収穫実績は11万ha)

ちなみに2008年秋の、「きたほなみ」の作付けは、

・十勝管内:2,900ha
・網走管内:1,600ha
・空知管内:900ha

など、全道で約7,000ha。

今後の「きたほなみ」の作付け計画は、

・2009年の秋蒔き:30,000ha
・2010年の秋蒔き:100,000ha

と、順次拡大していく予定になっているそうです。


(参考資料)
・北海道新聞2008年10月16日(木)朝刊2面記事「土森海 道産小麦の新エース きたほなみ 栽培本格化 収量増加、白さ際立つ」


「きたほなみ」とは?

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きたほなみ」は、網走管内の「道立北見農業試験場」で開発された、北海道産秋蒔き小麦の新品種で、2006年には、北海道が栽培を推奨する優良品種に指定されているとのこと。

この新品種「きたほなみ」は、麺(主にうどん)用の秋蒔き小麦で、従来の主力品種「ホクシン」と比較して、

・収穫量が多い(1〜2割増)
・赤かび病などへの耐病性が強い
小麦粉の色が白く、製麺性・麺の色・食感に優れ、オーストラリア産小麦品種「AWS」に匹敵する品質

といったメリットがあり、生産者・製粉業者・製めん業者から期待されているそうです。

(ちなみに、きたほなみの曽祖父は「チホクコムギ」、祖母が「ホクシン」とのこと[1]。)


(参考資料)
・北海道新聞2008年10月16日(木)朝刊2面記事「土森海 道産小麦の新エース きたほなみ 栽培本格化 収量増加、白さ際立つ」
・[1]日本農業新聞 - 小麦「きたほなみ」導入へ高まる期待うどん試食で好評/JAながぬま【北海道】
 http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=6558
・道内のJA、小麦貯蔵施設を増設 収穫1―2割増期待(NIKKEI NET(日経ネット):地域経済ニュース)
 http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080821c3c2101421.html
・NEW COMER”きたほなみ”&"北海261号” (生産者BLOG|あなたのキッチンから広がる麦畑)
 http://www.food-sommelier.jp/prog/02/maeda/2008/06/new_comer261.html
・うどんに最適な秋まき小麦品種 「きたほなみ」(※「北海道立北見農業試験場」サイト内、PDFファイル)
 http://www.chuo.agri.pref.hokkaido.jp/kitami/sosiki/mugirui/k81.pdf
・「きたほなみ」(※「日本政策金融公庫」サイト内、PDFファイル)
 http://www.afc.jfc.go.jp/information/technology/rice/pdf/1479.pdf
・農林水産技術会議/研究成果の注目株/農林水産研究成果10大トピックス/オーストラリア産に匹敵する高品質で、しかも多収。日本めん用小麦新品種「きたほなみ」−国産小麦の品質と生産性の向上に期待ー
 http://www.s.affrc.go.jp/docs/10topics/2007/topics8.htm
・出願公表 きたほなみ (第20433号)(※「農林水産省」サイト内)
 http://www.hinsyu.maff.go.jp/maff/hinshu.nsf/detaildoc?openform&parentUNID=1EB5FC155B522E924925729200095B07
・めん用秋まき小麦「きたほなみ」の高品質安定栽培法
 http://cryo.naro.affrc.go.jp/seika/h19/313.html


「きたほなみ」の難点

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従来品種「ホクシン」に比べ、収穫量や耐病性、製めん性などに優れているとされることから、生産者・製粉業者・製めん業者などから期待されている北海道小麦の新品種「きたほなみ」。

ただし新聞記事[1]では、「きたほなみ」を作付けしている農家の方の話として、

きたほなみの収量を、従来品種のホクシンより2割増加させるためには、きたほなみを作付けした次の年(越冬後)の春、窒素肥料を与える料を20%増やす必要がある

との指摘が掲載されています。

また同記事によると、肥料価格が2008年7月に急激に高騰(実質60%の値上げ)した現状では、農家にとっては「きたほなみ」を導入しても、思ったほどの収入増にはつながらないのでは、との見方もされているとのことです。


(参考資料)
・[1]北海道新聞2008年10月16日(木)朝刊2面記事「土森海 道産小麦の新エース きたほなみ 栽培本格化 収量増加、白さ際立つ」
・日本農業新聞 - 小麦「きたほなみ」導入へ高まる期待うどん試食で好評/JAながぬま【北海道】
 http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=6558
・うどんに最適な秋まき小麦品種 「きたほなみ」(※「北海道立北見農業試験場」サイト内、PDFファイル)
 http://www.chuo.agri.pref.hokkaido.jp/kitami/sosiki/mugirui/k81.pdf


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